フィレット面(FISF)
_
_
【機能】
フィレット面を作成する
【コマンド概要】
- 2アイテムのフィレットサーフェイスを作成します。
- 範囲指定のための平面は、無限平面として考慮されるので、その位置や大きさは任意でかまいません。
- フィレット半径の入力数が1つの場合は一定半径、2つの場合は比例して徐々に変化し、3つ以上の場合はスプライン補間した半径によりフィレットされます。
- ガイド曲線がトリムされている場合その範囲でフィレットサーフェイスが作成されます。
【オペレーション例】
1. 2曲面間のフィレットサーフェイスを作成します。
- 曲線または曲面 ID ID# <1> <2>
- 内側を示す方向 GP# <3>
- 方向点は両アイテムに垂直投影できるように指示して下さい。
- 範囲(平面) [ID ID]# <4> <5> C/C
- C/Cのみを入力すると、フィレットする範囲は自動的に決まります。
- 半径 * 50 30 C/R
- フィレットの始点から終点までに最高10の半径を入力できます。
- 第1半径側 GP# <6>
- 最初に入力した半径(50)の方向を示します。
- フィレット円弧とその中心点を結ぶ曲線の作成<1=作成する,2=仮作成する>* 2 C/R
- ガイド曲線 [ID]# C/C
- フィレットのガイド曲線の指示を省略した場合、2つの面の交線をガイド曲線とみなします。

2. 対象アイテムは、線分、スプライン、平面、サーフェイスです。スプラインとサーフェイスが重なっている場合は、アイテムセレクト等を使用し、明確な指示が必要です。
- 曲線または曲面 ID ID# <1> <2>
- 内側を示す方向 GP# <3>
- 範囲(平面) [ID ID]# C/C
- 半径 * 50
- フィレット円弧とその中心点を結ぶ曲線の作成<1=作成する,2=仮作成する>* 2 C/R
- ガイド曲線 [ID]# C/C

3. 2曲線によるフィレット面作成の場合、フィレットの方向の決定は、2曲線を断面で点として表したとき、2点を結ぶ直線の右、左どちらに方向指示点があるかにより決まります。
- 曲線または曲面 ID ID# <1> <2>
- 内側を示す方向 GP# <3>
- 範囲(平面) [ID ID]# C/C
- 半径 * 50 C/R
- フィレット円弧とその中心点を結ぶ曲線の作成<1=作成する,2=仮作成する>* 2 C/R
- ガイド曲線 [ID]# C/C

- 2曲線でのサーフェイスを作成する場合、フィレットの計算断面は、最初に指示した曲線に沿って垂直に取られます。ただし、ガイド曲線を指示すれば、その曲線に従います。
